我が町、当別町も最近シングルマザーさんが多く、実は私もシングルでした!という話を聞いて驚くことが多いです。
ただ、当別町のホームページを見たり、ゆとろの窓口に行ったりしてもひとり親家庭が受けられる支援制度にはどんなものがあるのか一覧になっているものがないので、わかりにくいんですよね。
なので、当別町のひとり親家庭が受けられる支援制度をまとめてみました。
そして経済的な支援の児童扶養手当やひとり親家庭の医療費助成などはよく知られているので何となくイメージがわくと思いますが、それ以外にも知られていない支援制度あるのでいくつかご紹介していきたいと思います。
当別町で受けることができる公的な支援制度
図:当別町のひとり親家庭が受けられる公的支援制度一覧(執筆者作成)
当別町が独自でやっている支援などはありませんが、一般的に受けられる支援は受けることができます。
ただ、こう見ると漢字ばかりの制度名でイメージがしにくかったり、難しかったりすると思います。
「寡婦」という言葉がよく出てきますが寡婦もなじみが薄く難しく感じますよね。
寡婦とは配偶者と離婚や死別したことによって独身になり、その後再婚していない女性の事を言います。
寡夫はその逆です。
こう言われると簡単ですが、それでも壁を感じるような気がするのは私だけでしょうか。
次は支援制度について書いていきますね。
紹介したい支援制度
ひとり親が楽しめるレクリエーションがあるよ!
全母子協(母子寡婦福祉会)の名前を聞いたことがない人もいるかもしれませんが、全国の母子寡婦福祉協議会という団体が、母子家庭に対して福祉の向上を目的にうごいている集まりです。
弁護士による無料の法律相談を行っていたり、託児付きの就業支援の講習が受けられたり、仕事場の紹介や自立支援を行ったりしています。
そして親子で楽しむレクリエーションなども開催しており、当別町では今年平成30年度は研修旅行といってひとり親家庭が親睦を深めたり、親子で楽しめるようにと伊達時代村にかなりの低料金で遊びに行く企画があります。冬にはクリスマス会も毎年開催されているようなので楽しめる企画が色々とあります。
今回周りのシングルマザーさんに声をかけさせてもらいましたが、みなさん母子寡婦福祉会を知らなかったみたいで、研修旅行の話をしたらみんな行きたい!となり、6組の親子が加入してくれることになりました。
少しでも楽しんでもらえたらなと思っているので、興味がある方はゆとろの社会福祉協議会が窓口となっていますので問い合わせてみてください。
ちなみに伊達時代村に行くのは7月8日(日曜日)です!
伊達時代村まではバスで行き、昼食の焼き肉バイキング以外は自由行動となります。
JRの定期券が割引される場合があります!
当別町に住んでいると車がないと不便な事もあり、車移動の人も多いかもしれませんが、JRを使って通勤している人にとってはありがたい制度になります。
児童扶養手当の支給を受けていると、3割引でJRの通勤定期券を購入することができる制度があるのでJR通勤をしている方は ゆとろに確認してみましょう。
ひとり親家庭は無利子でお金を借りることができます
経済的に安定した生活を送るための資金を貸してくれる制度が母子父子寡婦福祉資金貸付金制度です。
保証人がいれば無利子で借りることができ、保証人がいない場合は 1.5%と低金利で借りることができます。
カードローンを考えていた、借りる当てがなかったなど困った状況になったときには聞いてみましょう。
借りれるものとしては
- 事業開始資金
- 事業継続資金
- 修学資金
- 技能習得資金
- 修業資金
- 就職支度資金
- 医療介護資金
- 生活資金
- 住宅資金
- 転宅資金
- 就学支度資金
- 結婚資金
- 特例自動扶養資金 があります。
カードローンなどを使ってしまうと利子が高くなってしまうのでどうしても借りなくてはいけない状況になったときにはこんな制度もあるよ!と覚えておくと安心です。
看護師や理学療法士など資格を取りたいときは給付金がもらえます。
高等技能訓練促進費等事業といってひとり親が看護師や理学療法士、介護福祉士、保育し、歯科衛生士などの資格取得を目指す時に給付金が貰える制度があります。
1年以上のカリキュラムの学校に行く場合、学校に通っている間の生活補助として高等職業訓練促進給付金が月額7万5,000円~10万円、最長で3年間もらえます。
また、カリキュラムが終わると高等職業訓練修了支援給付金として2万5,000円~5万円もらうことができます。
支給を受けることができる条件は
- ひとり親で20歳未満の子どもを育てている
- 児童扶養手当をもらっているか、それと同じくらいの所得である
- 養成機関で1年以上のカリキュラムをこなし、資格の取得が見込まれる
- 仕事や育児と通学の両立が困難
全て満たしている人が対象になります。
他の資格や技術を身につけるための講座や訓練を受ける際の費用を一部負担してくれます
自立支援教育訓練給付金 といってひとり親が安定した仕事に就けるように必要な技術や資格を取る際の費用を一部負担してくれる制度で、雇用保険にも一般教育訓練給付金制度があります。
給付を受けられる対象は同じですが、一般教育訓練給付金は費用の20%が支給されるのに対し、自立支援教育訓練給付金からは費用の60%(上限20万円)が支給されます。対象講座は厚生労働大臣指定教育訓練講座一覧をご覧ください。
支給を受けることができる条件は
- ひとり親で20歳未満の子どもを育てている
- 児童扶養手当をもらっているか、それと同じくらいの所得である
- 就業経験、技能、資格の取得状況や労働市場の状況などから判断して、教育訓練が適職に就くために必要であると認められる
全て満たしている人が対象になります。
また、以前までは雇用保険から一般教育訓練給付金をもらうことができた人は対象外となっていましたが、平成29年度からは併用可能となり、差額分が自立支援教育訓練給付金として支給されることになりました。
併用受給する場合は、雇用保険の一般教育訓練給付金の支給額を確認するため、ハローワークから通知される「教育訓練給付金(一般教育訓練)支給・不支給決定通知書」が必要になります。
あまり知られていないけどお得な制度を簡単にご紹介しましたがいかがでしたか?
少しでもお役に立てると嬉しいです。