離婚をするとき、シングルマザーとしてどのように働いていくか、どこで働くか悩む方は多いのではないでしょうか。

私の場合、次男出産前の離婚だったこともあり、勤務場所と住居をどうするかとても悩みました。そもそも一人で2人を育てていけるのかという不安が強かったんですよね。出産後は実家に戻るという決意をしたため、10年働いた総合病院を退職しました。

ただ、そのあとが正社員でも安定ではないということを実感したので、私は起業する覚悟ができました。今回はシングルマザーにとってどんな働き方いいのかあらゆる角度から働き方の特徴を見ていきたいと思います。

 

 

正社員のメリットとリスク

私自身、次男出産後は就活をして新しい職場に就職しました。正社員として雇ってもらったのですが、兄弟内で感染症を伝播しあい、小児科受診で新たな感染症をもらって…と2週間以上欠勤したことがありました。

有休もなかったため、すべて欠勤です。(秒児保育も地域内にはなく…)結果的に看護師であっても手取り給与が10万円をきってしまったということがあったので、正社員だから安心ではないということを感じました。しかもその時は支援制度はことごとく対象外で保育料などの支出も大きかったのでかなりの打撃でした。

 

 

メリット

・安定収入がある
・けがや病気等による長期間欠勤の場合、傷病手当金が最大1年半もらえる
・産休・育休中も収入がある(条件あり)
・失業時は雇用保険から基本給付等がもらえる
・職場の福利厚生が活用できる(住宅手当や燃料手当、医療費助成など)
・社会的信用度がある(ローン・融資などを受けやすい)
・老後もらえる年金が増える
・社会保険料は会社が半分負担してくれる

 

リスク

・シフトの調整が難しく、行事に参加できない可能性がある
・休日出勤、残業、夜勤などを断りにくく、育児との両立が大変
・有給が少なければ欠勤による収入減はおこりうる
・副業を認められていないことがある
・所得から控除できるものが限られており、支援制度の対象外となるケースがある
・社会保険料は収入によって決められてしまう(負担を減らせない)
・時間、勤務場所等の拘束が多い
・終身雇用制度が崩壊してきており、長く働けない場合がある。中高年での転職は収入減にもつながる。
・保育料が高くなる場合がある
・残業や業務量が多い、通勤時間が長いところでは精神疾患などのリスクが高まる

子どもの年齢が大きくなれば風邪などで休むリスクもぐんと減ります。教育費がかかってくる年齢では、教育費の支援制度もありますが、安定的な収入や、貯蓄もあると安心感は増すしてきます。子どもの年齢によっても、メリットやリスクは大きく変わってくるので、子どもが小さいうちは時短やパート、手が離れてきたら正社員でもいいかもしれません。

 

パートのメリットとリスク

私は起業し、新しい事業を作り上げる準備のため時間がほしかったので正社員からパートに切り替えました。実はこの時、お金の不安はあまりありませんでした。

というのも、出産・育児休暇中収入がなかったことで、翌年の税金や保育料の負担が減ったのです。さらには児童扶養手当ももらえるようになったので、正社員からパートになって収入が減った分、支出減と手当で、収支バランスは変わらなかったのです。だからこそ、しっかり時間を取って起業準備に向き合うことができました。

 

メリット

・職種によっては残業が少ない(病棟看護師はパートだろうと容赦なく残業がありました)
・勤務時間やシフトの融通が利きやすいため、行事など参加しやすい
・子どもと過ごす時間や自分の時間をつくりやすい
・家事と育児の両立がしやすい
・勉強をする余裕ができる
・勉強会や会議などから解放される
・責任のある仕事は振られにくい
・求人が多め
・働く時間や日数によっては社会保険に加入できる
・住民税非課税世帯となった場合、さらに支援が増える

 

リスク

・収入を増やしにくい
・ボーナス、退職金は期待できない
・社会保険に加入できない場合もある
・キャリアアップがしにくい
・有期契約があったり、経営悪化時、契約解除のリスクが高まる
・休んだ分だけ収入が減る

 

収入が下がってしまったときには、様々な社会的な支援を受けることができます。まずは活用できる制度を知ったうえで、どんなリスクがあるのか考えてみましょう。その中で最低限必要な収入を把握できれば、パートでも十分生活ができるケースがあります。

 

起業のメリットとリスク

収入が少ない期間(2019年)は焦りもありましたが、それでもやめようとは思いませんでした。正社員の安定収入よりも、起業をした時のメリットの方が私にとってはとても大きかったのです。

今では本当に起業してよかったと思いますし、周りのシンママ起業家も会社員には戻りたいとは思わないと話している方が多いです。

 

メリット

・働く場所、時間など自由度が高い
・子どもの行事など合わせやすい
・職場での人間関係に悩むことがない
・子どもの急な病気でも対応しやすい、同僚に気を使わなくてよい(仕事内容にもよる)
・収入アップに上限はなく、頑張り次第で可能性は広がる
・愚痴を聞くことが少なくなる(プラス思考な人が多い)
・人脈が広がる
・やりがいを感じる
・自己肯定感アップにつながる
・仕事内容によっては生活費の一部も経費になる場合がある
・所得から控除できるものが増える
・収入を増やせれば教育費も老後資金もしっかり準備ができる

 

リスク

・事業計画ができなければ、事業が失敗しやすい
・収入が増えるまで時間がかかると途中で断念しやすい
・すべてにおいて自己責任となる
・起業初期はすべて自分でこなさなければならない(外注化できるお金がある人は別)集客、経営管理、広報、実務、顧客管理など
・学び続けることへの投資が必要

 

子どもが小さい時は余裕が少ないかもしれませんが、高校・大学と進んで教育費の負担が大きくなってからでは収入を落とすことへの不安がさらに大きくなります。子どもが小さいうちは、教育費の負担は小さく済むため、少しずつ収入源を自分で作れるよう活動しておくことをオススメしたいです。

短期的なスパンではなく、3年、5年、10年と中長期的に考えてキャリア形成してみてはいかがでしょうか。

 

どれか一つに決める必要はない。

私も大好きな看護師の仕事も続けながら、個人事業主として働いています。縛りがなくなってきたからこそ、働き方の選択肢は増えてきました。公務員であれば、副業は原則禁止ですが、実はここも変わってきたのです。NPO法人など非営利団体での活動や農業などの副業は認められるケースがあるそうです。ただし、許可は必要です。

どの業界でも副業解禁の流れは加速してきており、逆にコロナ禍の影響により収入の柱が1本だけという働き方のリスクも浮き彫りになってきました。

女性はきめ細やかな配慮もできるため、サービス業について働く人が多いです。しかし感染拡大とともにサービス業への経済的な打撃がとても大きく、たとえ正社員で働いていたとしてもボーナスカット、収入減少という方も増えました。失業した方も多くいらっしゃいます。

 

そんな時、複数の収入源がある方は仕事の比重を変えたり、スキルがある方は新たな収入源を確保したりして、生活を安定させることができています。

 

プロフェッショナルを目指すのも素晴らしいことですが、その仕事がなくなったときのリスクも実は大きいため、これからの時代いくつか自分の得意を伸ばして収入につなげられるようにしておくことをお勧めいたします。

 

正社員+パート、正社員+起業、パート+起業、パート+パート

今はどんな働き方もカスタマイズしていけるのです。
1つの働き方にこだわる必要はありません。

 

 

私自身もいくつかスキルを磨いており、2020年はしっかり収入を作り、生活の質を落とすことなく過ごすことができました。2019年の3倍以上の収入になっています。

・看護師
・離婚・シンママ相談
・マーケティング&ライティング
・ビジネスモデルの構築、事業計画書サポート

 

マーケティングやライティングは起業当初考えていたサービスではありませんでしたが、起業して学んでいくうちに自分の得意になっていました。今では一番の収入の柱となっています。

実は、何かを学ぶ過程で思いもよらぬところに自分の得意と出会うということがよくあります。そういうことも楽しみの一つとして、いろいろ挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

 

優先したいことは何ですか?

人生においての価値観は人それぞれ違います。定期的にお金が入ってくることに安心感を得られる方もいれば、収入を増やせることに楽しみを見出す人も。時間の考え方にしても価値観は大きく変わります。

 

まずはあなたが体験したくない生活、こんな人生はいやだと思うことを思いつくだけ書き出してみてください。そしてその中で順番をつけてみてください。

 

そのなりたくない生活を避けるためにはどんなことをしていけばいいでしょうか。

 

人はつい、今の自分の手が届くところでしか活動をしようとしません。手が届かない先の環境は未知の世界なので、1歩足を進めることすらとても大きなハードルに感じてしまうのです。できることだけで解決できることはすごく限られています。でも、学び続けることや行動することでその可能性は思っていた以上に広がるものです。

 

なりたくない未来を避けるために、何をしていけばいいのかという視点で考えてみてください。

 

やることは2つ

  • なりたくない人生を書き出す
  • その人生を送らないためにやること・できることを考える

 

自分の人生は自分で作っていくことができます。過去は変えられないけど未来は自分次第で大きく変えていくことができるんです。自分の力を信じてみてくださいね。